日本社会の中でもグローバル化が進む中で、観光客を含め、確実に医療現場にもその波が押し寄せてきています。
母子手帳も9ヶ国語版が販売されていて、このような社会資源を知り、活用することは、患者にとって身近な存在である看護師にとって大事なことです。
こうしたことで、たとえ、言語がわからなくてもコミュニケーションを試みることが可能です。
また、漢字を使わない文化圏の人は、日本語を話すことはできても、問診票を渡されると質問内容が理解できなかったり、答えの記入が難しいことも多いです。
漢字にふりがながあれば読めるという人もいますが、それでも無理な場合は、やさしく簡単な日本語で説明をするなどの工夫が必要です。
医療機関により、外国人患者に対する対応は異なり、医療通訳を必ずしも配置しているわけではありません。
多言語を理解したり、喋れなかったとしても、どのように患者の寄り添い、どう折り合いをつけて接していくかを自分の中でも考えておくことが重要です。